地盤ネット静岡東店の秋山です
先週末から天気のいい日が続いてますね
先週の土曜日に、「部分転圧」に立ち会ってきました。 この「部分転圧」、どういうものか
まず、部分転圧は「地業(ちぎょう)」と言われていて、地盤改良工事ではないのです。
仮に地盤調査をして、敷地内に一部分だけ他と比べてちょっと地盤が緩いところがあったとします。
地表からどのぐらいの深さのところが緩かったかにもよりますが、こういう場合だと一般的には「地盤改良工事」が行われます。
この「改良工事」といわれるものは、いろいろあるのですが、中でも多いのはこの3つ
①表層改良工法(ひょうそうかいりょう)
②柱状改良工法(ちゅうじょうかいりょう)
③小口径鋼管杭工法(しょうこうけいこうかんぐい)
そして、ざっくりした工事内容は下記の通り
①表層改良・・・地表面から2メールぐらいまでの敷地内の土をごっそり掘り起こして、セメント系固化材を混ぜ合わせて再び戻す
施工範囲が広いので、隣地などにも影響が出る可能性があるため住宅密集地などには向かない
②柱状改良・・・地中に穴をあけ、コンクリートの柱を何十本も建てる(電信柱みたいなもの)その上に住宅基礎を作る。
地中の土の状態によって仕上がりが左右されるので注意が必要
③小口径鋼管杭・・・5~20cmの鋼の杭を何十本も支持層まで打ち込む工法。途中に障害物があると支持層に達しないため注意が必要。
書き出してみると、改良工事って大がかりなものですよね。
「部分転圧」とは、そのゆるい一部分の場所だけを掘り起こして、地面を締める固化材と一緒に埋め戻し入念に転圧をする、という工事になります。
①掘り起し
②埋め戻し
③入念な転圧
改良工事と違うのは、工期が早いこともありますが、何より土地の価値を下げない、ということです
何でもかんでも手術してボルトをいれたりするのではなく、必要なところに必要な対処だけする、という地球にもお財布にも優しい工事なのです
地盤セカンドオピニオン、やってよかったっていう施主様の声もいただいております
改良工事のお話、また機会があったら詳しくしますね。
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